アニメについて、思った事を書く 140130

折角アニメ見てるんで、思った事を書いてみる。

大図書館の羊飼い  ネタバレ

2013年エロゲーで評価が高かったらしい。

ゲームはやってないが、アニメは承認の話か。

ストーリーは忘れた。主人公は最初、不安のために他人との距離をおいて、埋め合わせに本を読む。彼は承認を求めない。半強制的に図書部に入部させられる事で仲間に認められ、幸せを感じる。

それに対応する凪も同じで、子供の頃の環境のためにルサンチマンを抱えるが、羊飼いを目指す事によって心の平穏を保つ。

歌姫の千莉。歌の才能によって友達を傷つけるが、その才能故に人に認めてもらえる。歌=自分と見られる事が苦痛になるが、歌をやらなくても自分を受け入れてくれる友人によって、歌を歌う自分を認められるようになる。

羊飼いの才能がある主人公は、更に次の段階へ行く。羊飼いは人を幸せにするのが仕事らしい。しかし羊飼は人の記憶から消えてしまう存在。承認を得られていなかった主人公はそれを手に入れるが、捨てる。他人の幸せを、自分の幸せと感じ何も求めない態度、いわゆる無償の愛ってやつか。最後の主人公の父親?の行動もそうだろう。(罪滅ぼしの側面もあるが)

結局人は、レッテルを貼られる事を嫌がるが、人との関係性の中にしか幸せを見つけられない。羊飼いになる為には、それを知り、捨てる必要がある。難儀な仕事だなあ。

凪は最後まで主人公としか人間関係を築かない、築けない?羊飼いの仕事は人々を幸せにする事。それは、特定の深い関係と共に不特定多数との交流なしには起こり得ない。彼女は自分の満足の為に人を幸せにする段階からは脱しつつはあるが、羊飼いまでの道のりはまだ遠い。

 

だが、一番気になるのは脇役の男友達、高峰お前は良いヤツだよ。