終わりのセラフ
背景がいい。
自然に帰りつつある町並みの退廃と吸血鬼の住む世界の闇、どちらも詩情がでていい。
風景は、寧ろ吸血鬼の美しさを増し、人類は世界の片隅で生きていくのがふさわしいと思わせる。
大きな鉄のパイプや、広い空間表現、デカイ宗教的な建物とかは、恐らく上田文人(タルコフスキー)関係のTVゲームの影響ですかね。筆のタッチが残った感じは、特に”rain”っぽかった。
他にも全く別で”last of us”の感じもあるんだけれど、これは似たコンセプトだからたまたまか。
スタッフの中にゲーム好きでもいるのだろうか。
まあ、どちらにしてもゲームとアニメの組み合わせ方には、まだまだ色々な可能性があるなあと感じました。