アニメについて、思った事を書く 140130

折角アニメ見てるんで、思った事を書いてみる。

彼女がKYに出会ったら (ネタバレ)

基本的に人は気づかない様にしているだけで、いつでも死亡フラグはたっているわけで。管理された日本、死体を見る事もないけれど、ネットに溢れるふざけた死の事例を見ると、日ごろテレビでやってる再現ドラマは、味付けしすぎなんじゃないかなぁとも思ってしまう。

一ミリのドラマ性、感傷もなく、冗談のような死に方、まさに「見ろ!人がゴミのようだ!!」状態。死をいつでも意識する事は一日、一時間、一秒を大切に生きる事につながるけれど、100年カレンダーみたいに意識しすぎちゃうと辛い。

颯太は船の事故で心に傷を負う。そこに死を考えないけれど、未来も考えない即物的な女の子達、と言うよりは記号、つまりアニメに囲まれて癒されていく。その2次元キャラに対するパロディ感が面白い。結局は”マトリックス”を経て、現実世界に戻るんだけれど、2次元を完全に否定しない所は、”電脳コイル”に似たやさしさ。ただ、助かった命、死を受け止める覚悟をして戻る現実世界も、シュミレーション世界と明確な差がない様にみえるんだけど・・・・。

このフッヅエンターテーメーントとか言う制作会社が作るアニメめちゃくちゃツボです。絵とか、金子志津枝のキャラクターデザインとか、ギャグのセンスとか、CMの間に入るパステル調のキャッチ絵とかが、いい感じに昔見た夕、朝の(少女)アニメを思い出させる懐かしさ。